ベスト中国映画です。10年ぶりに見て、やっぱり良かった。「山の郵便配達人」

「那山那人那狗ーPostmen in the Mountains」は2001年に、母と岩波ホールに見に行った映画です。
この時、母はすでに2回目の鑑賞、強く薦められて、鑑賞後はストレートにMIUお気に入り映画にランクインしました。マイナーすぎるのか、なぜか、DVDが手に入らない悲しい事実・・・。

と先月、BSで深夜の3時に放送されていたのです~。
もちろん、バッチリ録画。

何度みても、いい映画です。
画像

~あらすじ~
1980年代初頭、中国湖南省に、現代でも交通手段のない険しい山岳地帯を仕事場とする、年老いた一人の郵便配達人がいた。

 送る人、受け取る人の想いを紡ぐ手紙を、大きなリュックに詰め込んで、何日もかけて配達する。愛犬"次男坊"とともに、山から谷へ、川を渡り、再び山へ・・・体に重いリュックを食い込ませて、彼は歩きつづける。  そして今日――。退職を目前にした最後の配達に、年若い息子を連れて行く。妻と息子へのいたわりの言葉を心に秘めて、仕事を息子に引き継ぐために。

 一方で、息子は幼い頃から父に心の距離を感じていた。仕事のために、いつも父は家にいなかった。母と二人で村で暮らし、彼なりに母を守ってきた。だが大人になったとき、彼は郵便配達の仕事を選んだのだ。

  二人は旅の中で、折に触れ、山里に住む人々の一途な心情と素朴さを肌で感じ、少数民族の美しい少女との出会い(かつて父も母と同じようにめぐり合い、結婚したのだ・・・)を通して、しだいに打ち解け、心を通わせていく。  緑濃い、美しい大自然の中で繰り広げられる、この特別な〈旅〉は、父、母、息子・・・そして家族の"絆"を取り戻す旅でもあった。


とにかく、この湖南省の自然に溜め息が・・・。感動ものです。
ほんとに、行きたかったこのエリア、まだあきらめてません^^。

キャストは少ないけれど、視覚に訴える、映像の連続です。
中国映画は、ストーリーがいまいちでも、ビジュアルが本当に美しいと思う。色とかも。

でもこの映画はビジュアルだけじゃなくて、心をギュッとさせる映画です。

そして、何よりも、犬。
このシェパード、主役じゃないけど、ここまで存在感をだす犬キャストのいる映画はありません。
彼は、誰よりもお父さんを理解している、大事なパートナー。
最初は息子と歩く事を拒否していたのに、最後は、息子に、「おい、いくぞ」的な目線と走りで、映画のラストをフワっと笑顔で終える事ができます。

息子におぶってもらってるお父さんが、仕事で、ほとんど触れ合いのないまま、成長してしまった息子を想い、またその見過ごして来た時間を悔やみ、涙ぐむシーンや、同じ道を進む息子を誇らしく思いつつ、夫が不在でつらい思いをした母の心配と、複雑な思いなど。
それぞれの感情表現が心にしみる、映画です。

DVDは中国でも探しましたが、見つかりませんでした・・・。
だから、今回の再放送は、本当に嬉しかった~。


MIU

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  • 古き良き、少し前の中国 [映画]山の郵便配達

    Excerpt: いやー、いい映画でした。『山の郵便配達』は、険しい山道を歩いて手紙を運ぶ老郵便局員と後を継いだ息子のロードムービーです。 山の郵便配達 あらすじ 80年代初頭、湖南省西部の山岳地帯。険しい山道.. Weblog: 日々の書付 racked: 2016-02-09 23:16