NBOC "RAISE THE RED LANTERN" by 張 芸謀

今回のオペラハウスでの、演目は、National Ballet of Chinaによる、バレエで、演出は、この舞台の元になる、映画 『紅いコーリャン/紅高梁』 Red Sorghum in1987を監督した、チャンイーモウです。

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チャンイーモウといえば、世界的にも有名な中国の映画監督で、チャンチーを発掘した事でも有名。
北京オリンピックの開会式の演出も手がけ、期待いっぱいで見てきました



完全に古典バレエから逸脱している、不思議なバレエでした。

でも、違った意味でとっても面白かった。

バレエは、皆様ご存知、セリフがないので、つま先から指の先までの、繊細な動きや、躍動感、表情で感情および、ストーリーを表現するものなのですが、

中国バレエだから? チャンイーモウだから??

バレエで大事とされる、こういう繊細な動きをことごとく無視しているんだけど!?
あー、ここでこういう小物を表現ツールとしてつかうか~、みたいな新しい解釈がちりばめられていて、バレエというか、表現舞台の新境地を見た感じ。

中国古典舞踊を取り入れてたり、ブロードウェイっぽいダンスが入ったりと、Wow! な事が多くてクスっと笑う事多々あり。

でも、バレエ、バレエを期待していくと、かーなりずれているので、Open Mindで見たほうがBetter.
古典バレエの白鳥の湖とか、コッペリアとか、くるみ割り人形などなどが好きな人には受け入れられないかも・・・・・・。

あらすじはいたってシンプル。金持ちのおやじが、第一、第二夫人がいるにも、かかわらず、第三夫人を迎えるところから、ストーリーは始まる。
それが気に入らない、第二夫人は、夫の気持ちを自分に取り戻そうと、元彼と切れていない第三夫人の密会現場を取り押さえ、それを旦那によかれと思って、ちくるが、怒りを買ってしまい、自らも、捕らえられ、処罰を受ける羽目になる。怒り狂った妻は、屋敷中の赤提灯を破って、屋敷に火をつける。そのせいで、牢獄に第三夫人とその彼とともに入れられ、折檻をうけ、最後は3人とも死ぬという、

ドロッ、ドロッなお話。

張 芸謀らしい演出で、ライティングや、色、真っ赤な布をベットにしたてたり、テーブルが麻雀模様になってたり、赤のチョークの棒を白い布に叩き付けて、刑罰を表現したりと The CHINAな感じ。

ロンドンのロイヤルバレエですら、新しい解釈を盛り込んだ作品を多く出してて、カルメンでは、トッププリマがたばこを吸うという演出もあったり。なので、私はけっこう、チャンの解釈と、演出好きです。

残念だったのは、観客が3分の1も入っていなかった事。
南の中国人には、こういう芸術をたしなむのにお金を使うという文化が、単純に浸透していないんだと思う。
80元の切符で、680元の席にうつって、正面から見れるっていうのは、世界でもここくらいだと思う・・・・・。
中国national ballet団だから、踊りもうまかったし、生え抜きのダンサー達だっただろうに・・・・。
テンション下がっただろうなー。

次は、ボリショイが来るみたいですよ?
おはこの「白鳥の湖」です。

MIU


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